昨日とその前、計2回キベラスラムに行ってきました。
ほんまは日本人がやってるツアーに参加しようと思ってたけど、日にちが合わず諦めてたら、宿泊先のファザーが
👨🏿🦲「なおー、キベラって知ってる？もし興味あったら、すっごい近いからすぐ行けるよ。行くなら、知り合い紹介するし、彼が今から行くから着いていけばいいよー。」
って言ってくれて、思いがけずキベラスラムに行けることに。
家から歩いて10分でスラム入り口に到着するくらいめちゃくちゃ近かった。
案内はKevinという、キベラスラムツアーをやってる方の弟さんがしてくれた。
(Kevin’s kibera slum tours)
👨🏿🦲K「君は僕の知人の紹介だから、ツアー代金は取らないよ。ただ、案内が良かったと思ったら彼にお礼をしてくれたらありがたい。」
👨🏿🦲弟「はじめまして。今日は僕が案内するよ。帰りも僕が送るから、君は完全に安全だ。心配いらないよ。」
スラムに行ったのは、人生で2回目かなあ？1回目はフィリピンだけど、ここまでのスラムは初めて。かなり緊張した。
ただ、私の緊張とは相反して、弟くんはみんなと挨拶交わしながら歩いていってくれたから、私も次いで挨拶をしてると皆微笑んで挨拶に答えてくれた。この人と一緒なら大丈夫だ、と思った。
ちなみに、外国人がキベラに個人で入るのは大変危険らしい。彼曰く、何かは確実に起こると思うよ、と。必ず知人かツアーを通した方が良いみたいです👨🏻🏫
彼はほんまかっこいい人で、人生何回やってるんかなってゆうくらい考え方が素晴らしかった。
そう思ったのは彼のいろんな言葉から。
🧑🏻「日本では自殺する人が多い事が問題になってるんだ。理由は仕事が無くなったりとないじめだったりとか病気とかなんだけど。死にたいって思ったことある？」
👨🏿🦲「それは1回もないな。だって、仕事が原因だとしたら僕は当てはまらないしね。そもそも仕事がないんだから。ただ、仕事を見つけようと頑張って、あれば一生懸命働くだけだよ。ただただ、毎日を良くしていこうと頑張るだけだね。」
🧑🏻「強いね。」
👨🏿🦲「僕は強くはないよ。強くいようとしてるだけだ。ここでは、強く無ければ生きていけない。それは女性でも、子供でさえもね。」
ここで仕事を見つけるのはすごく苦労するのだと。やっと見つけた仕事でも、１２時間働いて約160円の収入。その仕事を選ぶくらい、仕事が無いのだ。それも、長期的に雇われる場合もあるが、ほとんどが単発。仕事がなくなれば、ひたすら街を歩き、仕事を探し、あれば働く。それの繰り返しだそう。
ちなみに、家賃は場所によるとは思うが3000円/月。家賃を払えば、ほぼお金は残らない。その日の食べ物にも困ると。貯金なんて以ての外だと。
そのため、スラム内では窃盗もある。ただ、２年前から窃盗をした場合は死刑に値するようになり、多くの窃盗を犯した人が亡くなったらしい。その中には彼の友人もいた。そして、それはケニア全体の法律ではなく、いくつかのスラムのみなのだと。
そうなってもなお、未だに犯罪は増えているそうだ。職がなく、食べるものも無ければ犯罪を犯すしかない。生きるための選択肢はそこまで狭められているのだと。彼の話を聞きながら、窃盗がものすごく身近に感じられた。
👨🏿🦲「正しく生きたいけれど、それが出来ない状況になるんだ。」
でも、この街の人は明るい。よく笑う。子供も含めてね👶
道を歩いてたら、「ムスングー」
って言われる。スワヒリ語で白人を意味するらしい。ま、私は黄色人種なんだけどなぁ、とか思いながら、「Hi」って言うと笑顔で近づいてきて「How are you?」って言うてくる❤️そして、握手もするしハイタッチもする❤️めちゃくちゃかわいい😍
大人でさえも、写真撮ってたら笑顔でポーズ決めてくれるしね笑
スラム内を歩いてても、物乞いされた事は1回もない。みんな笑顔で挨拶だけしてくれる。
今日も外歩いてたら、声かけられて話してたら「自分はスラムに住んでるよ」って。
でも、すごい笑顔もキラキラだし、めちゃ話してくれるし、仕事探しに歩き回ることだって「歩くとさー健康に良いよね！太らないし！」って前向きだし。
この人達はなんでこんな明るいのかなって思った。
スラムに行って、衝撃は大きかったけど、この人達から学ぶこともすごく多かった。
もしナイロビに行く事があれば、ぜひ行ってみて欲しい。ツアーは沢山の会社がやってると思うから、行こうと思えばすぐ行ける！
値段は幅があるけど1500-5000円くらいかな？
Kevinのツアーおススメよ❤️
もっと書きたかったけど、この辺で。
