サラエボ博物館よ。

私がサラエボに来た理由。

それは、この博物館に行くため!

ネットで、この博物館に衝撃を受けたと書いてる人が居て、めちゃくちゃ行ってみたいと思った。


なので早速行きました。 

写真は撮ってOkっぽいんだけど載せていいのかわからないのでエントランスのみです。


まず、入り口からちょっと暗くて怖かった、、、。ドキドキしながら階段を上がり入場料10マルク(600円)を払って中へ。


日本では見たことないような写真ばかり。しかも、鮮やか。

ボスニア戦争は1992年に始まった。すごく最近。私が1歳の時だ。だから、写真も映像もすごくクリアで、生々しかった。人が死んでいる写真、敵兵から虐待を受けた写真、敵兵キャンプ内での出来事の模型、街中で人が撃たれる瞬間。日本にも戦争の記念館とかあるけど、絶対に日本では流されないような映像や写真がそこには流れていて、衝撃的だった。もはや、次のゾーンに行くのが恐かった。説明書きは全て英語だったから、ちょっと飛ばしまくってたけど、いくつかは理解できた。ただただ痛かった。


そして、そのあと少し休憩して、戦争中の子供博物館にも行った。ここは、戦争中に子供だった人たちから、当時の思い出の品を集め、それにまつわる話と共に展示している。ほとんどがボスニア戦争に関してだが、シリアなどに関するものも置いてある。


そこの創設者が編集したのが2枚目の本。実は本を先に出版し、そこからこの博物館の創設をしたそう。

この本は戦争中のことを短文で表すと?ってゆう質問をボスニアに住む戦争を経験した子供たち聞いて、まとめたもの。

印象に残ったのは"突然大人にならなければいけなくなった、子供のままでは居れなくなった"という言葉。それと、"みんなで遊んだ日々が楽しかった!"という言葉も同じくらい多かった。


この戦争について知る中で1番驚いたのは戦争中であっても、皆おしゃれもしたし、化粧もしたし、サッカーの試合も、授業も、美人コンテストもしていたということ。戦争の中でいつも通りに過ごすことが彼らの抵抗であったと。

そして、音楽やユーモアで笑顔になることも魂が生きるために必要な事だと大切にされていたそう。


悲しみの中に居ても、楽しむことを忘れなかった彼らは本当に素晴らしいし、心からその時間を強く生きたのだろう。


この博物館は今までにない程、大きな衝撃を受けた。明日はまた他の博物館に行ってきます。



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